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Last up dated: 2007/11/22

新栄養学研究 T 
新栄養学研究会・発行/2001年11月
<巻頭言:甲田光雄 より抜粋>
 甲田医院では現代医学の常識では全く理解できないような変わった食事療法が行われていて、それでまた不思議な効果が挙がっているという評判が、健康雑誌やテレビなどの情報で沢山の人々に知られるようになってきました。
「生菜食療法」とか「断食療法」あるいは、「玄米菜食療法」といった風変わりな治療法がそれです。甲田医院では、早くから、あの有名な西式健康法を採用し、それをベースに以上のごとき特殊な食事療法を実施してきたわけです。これらの療法で、現代医学の治療法では難治とされる疾患、例えば、全身性エリトマトーデスや多発性硬化症、多発性筋炎などの膠原病、あるいは、慢性肝炎、慢性腎炎、それに気管支喘息やアトピー性皮膚炎等々が不思議にも軽快しているという情報が広がってきた結果、専門の医師や基礎医学の研究者達の間にも関心をもたれるようになってきました。このような状況から縁あって「新栄養学研究会」が誕生する事になった次第です。それ以来毎年会員の先生方達から、この特殊療法に現代医学の光を当てた貴重な研究成果が発表されてきたわけです。このたびそれらの成果がまとめられ一書として公表されることになりました。筆者にとってはこれほどうれしいことはございません。感慨無量であります。 
<論文集:タイトル>
1. 1年間の生菜食が健康と体力に及ぼす影響について
2. 研究方法の一提案
3. 第14回国際栄養会議で受けた「生菜食」の反響
4. 肝機能障害者が生菜食実行による改善症例とその経過報告
5. 生菜食実践者の窒素出納に関する一考察
6. 生菜食と持久性向上に関する考察 第2報
7. 生菜食療法を施行した慢性腎炎の一例
8. 糖尿病患者の生菜食療法による抹消血流の改善
9. 柿の葉製剤中のビタミンC含量について
10. 生菜食実践者のかなひろいテスト結果報告
11. 長期生菜食療法実施による脂質代謝の変化について
12. 低エネルギー玄米菜食による血液検査値の変化について
12‐2 生菜食実施時の血液検査値からみた体質変化について
13. 生菜食による皮表状態の変化について
14.自己免疫疾患療法に関する一考察
15.小児に対する生菜食療法について症例報告
16.一年間実施した生菜食食事記録からみたミネラルについて
17.玄米菜食(低エネルギー、低タンパク食)摂取時のタンパク質代謝と骨塩量について
18.段階別生菜食の必要栄養素
19.超低エネルギー食長期間摂取者の窒素出納とミネラル出納
20.長期超低エネルギー生菜食実践者の生理機能について
21.生菜食の経過が思わしくなかった症例
22.菜食が成人病予防にすぐれている点についての一考察
23.腎臓ガン術後を生菜食療法により回復しつつある症例
24.「少食」と「生食」を重視する欧米の情報について
25.生菜食適応のための指標
26.生菜食療法によるインターフェロン産生能について
27.骨塩量およびカルシウム、リン出納に及ぼす生菜食の影響
28.生菜食による先天性爪剥離および虚弱体質の改善例
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